【解説】レバナスの弱みと使い方の考察

こんにちは。儲けた医です。

皆さんはレバナスというものをご存じでしょうか?レバニラではありません。レバナスです。

レバナスとはいくつかの証券会社が運用する投資信託「レバレッジNASDAQ100」のことです。

レバレッジというのは「てこ」のことで証券取引においては元手を担保に持っているお金以上の取引をすることです。100万の元手で200万の取引をするということですね。

NASDAQ100というのはアメリカのハイテク系企業が上場するマーケットです。NASDAQには約3000社ほどが上場していますがその中でも100社に絞って投資するということです。

最近、このレバナスが非常に人気です。なぜか?「儲かる」と思われているからです。

確かにコロナショックからこっち、NASDAQ構成銘柄はものすごい値上がりを見せています。アップルとかテスラとかですね。

一般的にアップルやテスラといったハイテク銘柄は値動きが激しいです。しかし100種に分散することでそのリスクを抑え、なおかつレバレッジをかけることによって株価が堅調な場面では超パフォーマンスを叩き出そう、という商品なわけです。

理屈だけなら買いたくなってきますね。しかしそんな甘いものはありません。

いくつか注意点があるのですがあまりに軽視されているのではないかと思っているので解説させていただきます。

レバレッジの弱み

まずはレバレッジの弱みについてです。

レバレッジ商品は上下数%程度で揺れ動く相場においては何もしなくても資産が減っていきます。

例えばNASDAQ指数が+10%、-9.1%を繰り返し、元の値段に収束すると仮定します。

結果はご覧の通りです。表示形式のせいでうまく四捨五入されていないところもありますが。

上下運動を繰り返すとレバナスは次第に減っていくことがわかると思います。

実際には一日で10%動くことはそうそうないのでこんなことにはなりませんがそれでも同じように少しずつ減っていきます。これがまず第一の弱みです。

ちなみにこれは相場が元に戻るシュミレーションですが「ゆっくりと値下がりしていく」相場ではもっと悲惨になります。当たり前ですが。

とはいえこれでは「NASDAQがゆっくりと下がり続ける相場なぞ来ない」「仮にそうなっても10年後には回復してさらに上回ります」という反論があるでしょう。なので次。

非上場投資信託の弱み

レバナスのもう一つの弱みは、非上場投資信託だという点です。

投資信託というのは基本的に積み立てる商品だと個人的に考えています。なぜかというと場中の決済ができないためです。

個別株やETFであれば場中に取引することが可能です。一方でレバナスはあくまでも投資信託なので場中に何かニュースが流れて「あ、まずい売らなきゃ」となっても売ることができません。

基本的には売買申込日の翌日の基準価格での取引となるので最大48時間ほど遅れることになると思います。

レバレッジ商品は値動きが激しいため一日の安値と高値が5%以上の差がつくこともよくあります。

「気にしないで積み立てる!」という方もいると思いますが、私としては「ならSPXLとかTECLを定期購入すればよくね?」と思ってしまいます。

SPXL、TECLとはレバレッジ(3x)ETFのこと。儲けた医はいくらか持っている。

私はレバレッジ商品は状況に応じて売買が必須だと感じているので、意見が合わない方もいるかもしれませんね。

ともあれ以上述べた2つの弱みを認識して投資する必要があるでしょう。

レバナスの使い方の考察

さて、それでも過去のレバナスのパフォーマンスが優れていることは事実であり、積立投資をしたい!という方もいるでしょう。

そんな方はどういった戦略でレバナスを活用するべきでしょうか?想定されるのは以下の通りです。

  1. 就職、あるいは自営業などにより労働収入のみで生存可能
  2. すでにある程度の投資経験があり、投資で破滅するパターンをいくつか知っている。
  3. 投資経験はあるが投資について銘柄分析などをアレコレ考えるのが面倒くさい。
  4. レバナスに全力投資しない。

もし誰かにレバナスを勧めるとすれば上記の条件を満たす方かなと考えます。

いくらアメリカNASDAQが強いと言ってもハイリスク資産であることには変わりありません。大きく資金が減る可能性を孕んでいます。

もしそうなった際に生存していける道筋があることはレバナス投資をする上で必須です。

また、ある程度自分で銘柄を探せる方であればレバナスよりもSPXLなどで良いような気もします。レバレッジの違いはありますが(なんなら先物で良い気もします)。

そんなわけで決して初心者の方が「う~ん、仕事だるい、FIRE!全資産レバナス!」とかやるもんじゃないよ、ということでした。

ありがとうございました。ご意見ご質問等ありましたらコメントかTwitterまでよろしくお願いいたします。

コメント

  1. GG より:

    記事中にTECLホルダーとありましたが、僕はTECLにするかTQQQにするかでいつも迷っています(結局半々で持ってる)。
    証券会社の取り扱いにもよるでしょうが、儲けた医さんはなぜTQQQやSOXLではなくTECLをお選びになったのでしょうか?
    何か理由があれば伺ってみたいです。

    • 儲けた医 より:

      コメントありがとうございます!

      現在私はTECLの他に、SPXL、SOXLを保有しており、soxlで絶賛爆損中です。
      米株口座のSBIでTQQQの取り扱いが無いのが主な理由です。

  2. GG より:

    回答ありがとうございます!
    SOXLもお持ちなんですね。
    TECLもTQQQも散々です……
    償還さえされなきゃなんとかなるか、とは思ってますが。
    年内はどれも厳しそうですね〜。

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