減配したイオンFSを決算後に逆張り買いした

こんにちは。儲けた医です。

私は逆張り投資家であります。株が徹底的に売り込まれたタイミングで買いに行くことに喜びを見出しております。

変態じゃん。

そんな変態、もとい逆張り投資家の私は最近大幅減配を発表したイオンFSを購入しております。

理想的な逆張りとなりましたのでそれなりに自信はあります。今回はそんなイオンFSの紹介と、逆張りした理由についての話になります。

イオンFSへの投資を推奨する意図はありません。投資は自己責任でお願いします。

1.イオンFSとは?

概要

まず、イオンFSとはどういう企業なのか説明したいと思います。

イオンという大型ショッピングモールは知っていますよね?地方にドーンと巨大な店舗を建設して週末には子連れの客でにぎわっている、というイメージがあると思います。

イオンFSはその中でも「financial service」つまり金融系のサービスを行っている企業になります。

例えばイオン銀行やイオンカードと言ったものを扱う企業になります。

投資情報

2020年7月中旬での株式情報です。

株価900円前後
時価総額約2000億円(浮動株式900億円)
予想PER約26倍
予想PBR約0.5倍
配当利回り2.51%(直前に減配発表)

とういう状況です。

いつも買う銘柄よりPER高いですね。

それはイオンFSが決算でかなり厳しい情報が出たためですね。

 

会社の純資産ベースであるPBRは大きく動きにくいのですがPERは年毎の計算なのでCOVID-19関連の影響を大きく受けています。

2.イオンFSの1Q決算について

7月発表の1Q決算短信

イオンFSが7月8日に発表した1Q決算では

  • 営業収益(売上)は昨年比ー1.8%の1100億円
  • 経常利益はー7.2億円の赤字(昨年は140億円の黒字)
  • 配当金は上半期11円、下半期12円(昨年は29-39円)

赤字、減配ですか。キツイですね。

まあ、惨憺たる状況ですよね。COVID-19によってかなり影響を受けたなと思います。

ここで一つ気になるポイントがあります。それは「営業収益と経常利益の開き」です。

なぜ、営業利益が昨年比ー2%で踏みとどまっているのに経常利益が大きく損なわれているのでしょうか?

財務諸表から分かること

その謎を探るべく財務諸表を見てみます。

知りたいのは営業利益が損なわれた原因なので損益計算書を確認します。

損益計算書を確認すると昨年比で激増しているものがありました。それは営業費用の「販売費および一般管理費」です。

この部分が昨年比120億円程度増えているために今期1Qの業績が悪化したのだと思われます。

さて、ではこの増加した120億円の販管費の内訳はなんでしょうか?

販管費が120億円も増額した理由、それは貸倒引当金です。

貸倒引当金

引当金とは将来の損失を見越して予め計上しておくお金になります。

ちょっと何言っているかわからない。

サンドウィッチマンかな?

 

例えばお金を5人に1人1万円ずつ貸したとします。

皆が必ず返すと考えられるなら貸倒引当金は0円となりますが、金を貸したら返ってこないこともありますよね。

1人くらいは逃げると予め考えておいて引当金に1万円を損失として計上しておくというのが引当金になります。

イオンFSは本業が「金融」なので引当金の増額は販管費として計上されているということです。

3.決算まとめと引当金

ここまでイオンFSの情報を書いてきました。

まとめると「営業収益はそれほど悪くない」「貸倒引当金の増額が業績悪化の主要因」ということでした。

貸倒引当金というのは「返してくれないだろうな」と見越しておくことですから、返してくれたなら無かったことになる損失なのです。

貸した金を返してくれるなら何の問題もないですね。

問題はその確率がどのくらいか?ということです。引当金についてもう少し見てみましょう。

国内の業績は良い

決算短信を読むと国内での事業は堅調に推移していることが分かります。

国内においては前年同期比で営業利益は14%弱増加しています。

ええやん!

そう。国内の業績は非常に良く成長していると言えるでしょう。引当金を大幅に増やしたという報告は無いので、それほど心配はいらないのだと思います。

業績悪化の原因はアジアにあり!

 

中華圏、メコン圏(タイ周辺)、マレーシア圏についての引当金が大幅に増加したことが今期の業績悪化の主要因です。

各国際圏についての営業収益(売上)は非常事態宣言などの影響もありましたが最大でもー10%程度に収まっているのでやはり業績自体はそれほど悪くないのです。

外出禁止になった国々で良く頑張ったな

私もそう思います。やはり貸倒引当金を大幅に積み増したことによって業績が悪化したのだということが分かります。

 

4.買った理由

焦げ付かない引当金はただの利益

引当金はあらかじめ予測した損失です。

しかしその負債が焦げ付かなければ引当金はそのまま戻ってきます。

ここを狙いたいですね。COVID-19によってアジア各国の経済は痛んでいますが収束後の経済は再活性することが中国の前例で明らかになっています。

つまり、貸し倒れるというのは悲観的な見通しなのでは?と思います。

引当金が戻ってきたら。。。

ココだよなぁ(笑)逆張りの面白いところです。

チャートが完全にセリクラ

テクニカルの指標としてセリングクライマックスというものがあります。

株価が売り込まれたタイミングで出来高が急増する。こういうタイミングをセリングクライマックスと言い、株価が底を打つサインと言われています。

このチャートの下の段が出来高ですが、大暴落に伴って出来高が急増していることが分かります。

だいたい5%の株式が動くとセリングクライマックスと言われますが、決算発表後の2日で5%ずつ出来高が出ています。

完全なセリングクライマックスだったと思います。

セリングクライマックス後にファンダメンタル的に業績が悪化し、下落が続くということもままあるのですが、本業の伸びがあるので自信を持って購入できました。

5.まとめ

  • 本業の業績は堅調
  • 業績悪化の要因は引当金が増加しただけ
  • チャートは完璧なセリングクライマックス

ということでした。

購入単価は915円となりました。もう少し拾っても良いかな、と思いますのでゆっくり追考したいと思います。

ご意見ご質問などはコメントかTwitterまでよろしくお願いいたします。

 

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