高配当株投資は終わった投資なのか?

こんにちは。儲けた医です。

最近よく聞く意見に「高配当株は終わった」というものがあります。

個人的には他人の投資手法についてわざわざ口出すなと思いますが、高配当株に絞った投資手法では過去5年程度業績が悪いのも事実です。過去の検証記事を載せておきます↓

 

そんなわけで今回の記事は「高配当株投資の未来」について書いていきます。

特定の銘柄への投資を勧めるものではありません。投資は自己責任でお願いします。

1.一部の高配当株について思うこと

昨今、高配当株の成績はあまり良くないです。

私自身も三菱ケミカルHDという高配当株へ投資し、メタメタにやられた過去があります。

また、同様に高配当株の代表格であるオリックスにも投資して、そちらも絶賛-30%と瀕死の重傷であります。

以前、オリックスはそれほどヤバい高配当株ではないよ?という記事を書きましたし、その判断も変わっていません。

爆損してるのに、往生際わるいなぁwww

 

投資は成績が全てですからそうやって煽られてしまっても文句は言えません。

※私のフォロワーの方々は煽ってこないので自分で煽ります(笑)

ただ、私が一つの指標にしている「配当性向」がそれほど高くは無いので「無理している高配当株」とは思っていません。

配当性向とは企業がどのくらい無理して配当を出しているか?という数値です。

この「配当性向」が極端に高まった株(70%以上など)は好みではないです。

企業の利益を株主が配当で吸い尽くしているという状態は不健全だと思うからです。

そういった一部の「配当性向の極端に高い株」については不適切な配当水準だと思いますし、配当利回りや増配なども魅力的には思えません。

そうではなく、ある程度配当性向の低い株で業績の悪い時はしっかりと減配をするような企業の方が健全性は高いと思います。(オリックスは基本的に配当性向が30%です)

2.高配当株投資の成績が悪化している2つの理由

配当性向の高低によっておなじ高配当銘柄でも意味が変わってくるという話でした。

しかし高配当株の成績を調べると配当性向に関わらず成績が良くない傾向にあります。

※成績が良くないと言っても株価が下がっているというわけではなく、市場平均に届いていないという意味です。

配当性向だけでは説明がつかない。。。

この理由の1つは「市場平均を引っ張る株の配当が少ない」ということです。

市場平均を引っ張るような銘柄(アメリカならアップルやアマゾン、日本ならソフトバンクGやファーストリテイリング等)は配当が少ないです。

そういった銘柄と比較すると高配当株は買われにくく、市場平均に劣後するのです。

市場平均を引っ張るような銘柄は株価も高まり、配当利回りも低下します。

ですが、それ以上に大きいのは「業種の問題」です。

3.高配当株に多い業種

アメリカ市場を代表する株価指数S&P500の中でも高配当株を中心としたETFをSPYDと言います。

以前高配当株の検証をした際にもSPYDを検証し、結果的に単純な市場平均ETFであるSPYに成績で負けていることが分かりました。

詳細は以下の記事にあります。

ここでは触れませんでしたが、SPYDは高配当株へのETFであるために業種の偏りがあるのです。

偏り?

SPYは市場に万遍なく投資するというイメージで良いでしょう。

一方でSPYDの組み入れ銘柄を調べるとITやサービス業の株が少なく、不動産、金融、エネルギーなどの組み入れ銘柄が多いことが分かります。

ここに高配当株の成績が良くない第二の理由があると考えます。

4.逆風が吹いている業種

高配当株の成績が良くない理由の2つ目は「逆風が吹いている業種だから」です。ここでは金融とエネルギーについて説明します。

金融株の逆風

2008年に発生したリーマンショックと続発した金融危機により、各国は政策金利の引き下げを強いられました。

マイナス金利って聞きますね。

基本的に景気が良い時、中央銀行はバブルを防止するために金利を上げ、景気が悪くなるとデフレ脱却のために金利を下げます。

リーマンショックでは景気が急速に冷え込んだため、各国は金利引き下げを余儀なくされました。

日本においては2011年3月11日の東日本大震災が起きたため金利を更に下げざるを得なくなり、金利は驚異のマイナスに突入したのです。

つまり、お金を貸す銀行は利子をもらうのではなく払う側になってしまったのです。

はえ~(よくわかってない)

よく、バレンタインなどで「お返しは倍で!」なんてシーンがありますよね。あれは金利で言うと100%です。

マイナス金利下においては「お返しは2割安いもので!」という状況になります。

そんな状態では女子はチョコレートを渡したくなくなります。(だから私は貰えなかったんです)

しかし、日銀が大量のお金を刷ったことにより、「2割引きでもまあいいか」というレベルまで市場に現金があふれたのです。

その結果定期預金の利息は異常に低くなりました。(マイナスにすると預金する人がいなくなるためぎりぎりプラス)

金融はお金を貸し、利子で儲ける商売です。それなのに利子がもらえず、日本ではむしろ払う側になったために金融の業績は悪くなったのです。

それで株価も下落しました。コロナショックにより世界的に金利は下がりましたので、依然として逆風でしょう。

エネルギー株の逆風

金融の次はエネルギー株の逆風です。

エネルギーと言っても色々あるのですがここでは原油について書いていきます。

リーマンショック前からの原油のチャートをご覧下さい。

リーマンショックやばすぎワロタwww

厳密にはこれは原油先物価格ではなくCFD価格なのですがほぼ同じと思っても大丈夫です。

原油を売る企業(例えばXOM)は原油価格が上がると儲かります。

原油を採掘するコストはほぼ据え置きですから、原油価格によって利益が左右されるのです。

上のチャート見ているのでわかると思いますが、ここ数年原油が安いです。

そのためエネルギー株には逆風が吹いていると言えるでしょう。結果として株価は押し下げられています。

このように業績に逆風が吹く銘柄がSPYDには多く組み入れられ、リーマンショック以降非常に強いハイテク株は組み入れが少ないです。

これがSPYDの成績がSPY(市場平均)よりも悪くなる理由の2つ目です。

5.まとめ~高配当株投資は終わった投資なのか?

高配当株が厳しい状況に置かれていることは分かったと思います。

では、高配当株投資は間違いなのでしょうか?

私はそうは思いません。

高配当株投資は10年以上の長いスパンで見る投資だと思います。

長い目で見れば金利が上昇することは十分考えられますし、原油価格が高騰する可能性もあります。

というか特に金利は上がらないと不健全だと思います。

たまたま現状が悪いからと言って「高配当株は論外!」というような意見は目先が近すぎると思います。

SPYDは高配当株投資とは言え、アメリカのS&P500採用銘柄に投資していることには変わりないのでゆっくりとした目線でいれば良いのではないか?と思います。

私はせっかちなので今のSPYDに投資はしませんが、金利やエネルギー価格が変われば投資対象となることもあるでしょう。

頑なにならずに柔軟な思考で投資したいですね。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。ご意見ご質問などはコメントかTwitterまでよろしくお願いいたします。

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