決算が株価に与える影響について~いつ売るのか

脱初心者記事

こんにちは。儲けた医です。

個別株に投資していると3か月に1度大きく株価が動くタイミングがありますね。そう、決算です。

株式市場では四半期決算といって3か月ごとに業績の進捗状況が企業側から株主側への報告がなされます。つまり年4回の決算があるのです。

今回は「決算前に売るべきか?」というところに焦点を当てていきたいと思います。

決算では多くの株主は緊張しています。

決算が良ければ上がるだろうし、悪ければ下がるので「どうしようかな?決算前に売ろうかな?」とか「きっといい決算なはずだ。持っておこう!」と思う人もいるでしょう。

そんな人の役に立ったらいいなと思ってこの記事を書いていきたいと思います。

1.まずは基礎知識:株は期待で動く

序文のところで「決算が良ければ騰がる、悪ければ下がる」と書きましたが実はこれは間違いです。正しくは「期待に対してどうか?」によって株価は上下するのです。

株価は「期待した誰かが買うから騰がり、期待した誰かが売るから下がる」という単純な市場原理に基づいているだけで、決して決算で決まるものではないのです。

でも決算で大きく株価は動くでしょ?

そうですね。決算の良しあしで株価が動くことは確かに多いです。でもそれは決算の内容が「期待していたよりも良かったor悪かった」から株価が動くのです。解説していきます。

決算で大事なのは期待との乖離

一つの例を出してみます。

10年間一定額の黒字を出している企業があるとします。その企業をPER13倍くらいだとします。昨日、決算の発表がありました。3か月前の四半期決算の予測と同じ利益でした。株価はどうなるでしょうか?

株価に大きな変動は起きないでしょう。それは「この企業なら何もなく例年通りの決算だろうな」という期待があるからです。

全て予想通りだったというわけでもうすでに株価に織り込まれていると考えられます。

逆に期待を大きく下回ってかろうじて黒字、という決算だった場合株価はPER10倍の水準まで下落する、あるいは成長鈍化を見こされてPER10倍以下まで下落する可能性が出て来ます。

このように決算において大切なのは「黒字か赤字か」や「増配か減配か」といったことではなく「それまでに完成していた期待に対してどのぐらいの数字が出そうか?」ということです。

専門家の期待:コンセンサス

このように決算では「期待に比べてどうか?」が大切です。ではその期待はどうやって決まるのでしょうか?

実は一部の有名な銘柄は専門家によって分析がされており決算の値が事前に予測されています。これを「市場コンセンサス」と言います。

絶対的なものではないのでコンセンサスを下回っても上昇することはあり得ますが、素人の予想よりは箔がついている、というわけです。

市場コンセンサスは証券会社の分析画面で見ることができます。↓こんな感じです。

この赤△を上回ることができれば株価は上がりやすいのですが、絶対的なものではないです。

僕の大好きな岡山製紙などはマイナー過ぎてアナリストが分析していないのでコンセンサスはありません。

そういった場合は毎年の決算からおおよその期待値を計算するわけです。

それは難しそう。。。

そうですね。みんなも予想がバラバラなのでコンセンサスが無い場合は決算後に結構激しく動きます。

2.本題:決算前に売るべき?持ち越すべき?

ではここからが本題です。決算前に株を売るべきでしょうか?それとも我慢しておくべきでしょうか?

これは一概にどうとは言えません。ゴメンナサイ!

それは「どういった投資スタイルか」という部分にかなり左右されるからです。投資スタイルにはいろいろあるのですが、ここでは「短期」「長期」という時間軸別に解説したいと思います。

短期トレーダーの場合

短期トレードにもいろいろ種類があるのですが、基本的には持ち越すべきではないと考えています。

なぜなら短期トレードでは基本的には薄利多売を行うべきと考えているからです。つまり余計な情報が入ってこないうちに買って売る、これで利益を上げるものだと思っています。

決算後の値動きは平時に比べて大きいことが多いです。せっかく利益を積み重ねていても大きく吹き飛ばされかねないリスクは負うべきではないでしょう。

例外は「絶対に決算後に株が上がる確信がある時」だけです。

例として岡山製紙を出しますが、岡山製紙の利益は原価の指標である古紙価格と製品である板紙価格に左右されます。

この古紙価格が下がっています。板紙価格は据え置きの状況です。この状況が3か月続けば基本的にはかなり良い決算ができると思えます。

このように非常にシンプルな原因で説明できるときのみ持ち越すべきでしょう。

長期トレーダーの場合

長期的視線(数年単位)で購入した場合は基本的に決算を持ち越すべきと考えます。

理由は「答え合わせをするべき」だからです。

長期的視線で購入したということは企業情報について詳細な調査をした後だと思われます。初心者にしても熟練者にしても一度は自分の予測が正しかったかどうか調べるべきです。

そうすることによって自分の分析のどこが甘かったのか、あるいは自分の分析が正しかったのかを知ることができます。

もちろん事前に売っておいても同じことはできますが自分の上昇予想が当たった時に「読み通りだったのに。。。」と悲しくなってしまいます。場合によっては再購入→含み損というパターンもあり得ます。

儲けた医さんはそういう経験があるんですか?

せっかく読みを通しているのに悔しい思いをするのはももったいないです(無視)。

逆に持っておいて読みを外しても「失敗には痛みを」という至極真っ当な結果が出ますので読み通りで売った場合よりは悲しくないかもしれません。冷静さを保てるでしょう。

ということで決算の予想と決算後の株価の動きから学べる点は多いので長期目線なら持ち越しても良いのでは?という意見です。

長期目線でも決算前に売る場合

まれなケースですが長期目線投資でも決算前に売却するべき時はあります。それは明らかに業績が悪いという予想が立ってきた場合です。

例えばタカタのエアバッグ訴訟のようにアメリカで巨額の賠償責任が発生した場合などですね。

ニュース出た瞬間からストップ安で売れなくなりますが。。。

正直難しいのですが早いうちに処分するべきでしょう。

下手に「いや、決算は実は良いはず」とか「ちょっと上がったら売ろう」とかやってると大抵ひどい目に遭います。

こういったネガティヴが確実だが影響がどのくらいかわからない時は一旦売って決算を見てからの再エントリーでも良いと思います。

3.まとめ

  • 決算後は事前予想との乖離具合によって株価が動く
  • 短期目線で持ち越しは勧めない
  • 長期目線なら持ち越して経験値を積んだ方が良い
  • 世界的な事件があった時は長期目線でも一度売ってもいい

ということでした。

私は長期目線の投資が多いので短期目線に関してご意見がある方はコメントやTwitterで教えていただけると助かります!

ありがとうございました。

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