【米国レバレッジETF】SPXLは諸刃の剣

こんにちは。儲けた医です。

ETFは種類が多く、いろいろな商品があります。今回はそんな中でも個人的に最強と考えているSPXLについて解説したいと思います。

ETFって何?というかたは以下の記事を見てください。

SPXLは投資家、特に米国株投資においては絶対に知っておくべきETFだと思っているのでこの記事は是非読んでみてほしいです。

大きく出ましたね

知っていて絶対損は無いです。よろしくお願いします。

1.SPXLとは

SPXLとは「S&P500の3倍の値動きをするように設定されたETF」です。

S&P500とはアメリカ株式市場の優良500銘柄で構成された指数です。

通常の1対1の値動きをするETFがSPYなのですが、SPXLはSPYに3倍のレバレッジがかかったETFというわけです。

当然、経費率(手数料)も少し高いのですが、補って余りあるリターンを出す可能性があるETFになります。

大本の指数S&P500とSPXLの比較チャートが↓になります。

上がSPXL、下がS&P500になります。チャートを見ると瓜二つであることがわかると思います。

ただ、直近1年間においての値上がり率(右上の水色の数字)がSPXLの方がほぼ3倍になっているのがわかります。

先ほど説明したようにS&P500に対して3倍の値動きをするためです。

詳しくは以下の記事で解説していますが、米国株は基本的に上昇していくものだと考えられます。そのため数年後には数倍の資産ができるかもしれません。

 

 

上記チャートのように80%上昇するなら2年で3.2倍になります。そううまくはいかないと思いますが。

私も資金の一部ではSPXLを買い付けていますが、結構な含み益になっています。(コロナショック前までは)

SPXLをはじめとしたレバレッジETFのメリットデメリットについては次に解説していきたいと思いますが、個人的にはSPXLへの投資はおススメです。

凄いリターンが期待できそう!

ですね、でも注意点もありますよ。

2.レバレッジETFのメリットとデメリット

レバレッジETFというのは通常のETFに倍率がかかっている、というのは理解できたと思います。

それではレバレッジETFにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?思いつく内容を↓に表にしてみましたが、一つずつ解説していきたいと思います。

通常のETFレバレッジETF
値動き普通激しい
経費率安い高い
分配金、経費率のバランス分配金>経費率分配金≒経費率
早期償還リスクなしあり
リスク・リターンローリスク・ローリターンハイリスク・ハイリターン

値動き

値動きに関してですが、先ほど述べたように倍率がかかっている分レバレッジETFの方が激しくなっています。

例えばS&P500が2%の値動きをすると「結構大きい動きだな」と認識されるのですがSPXLではその3倍の6%の値動きになりますのでかなり激しい動きだと考えられます。

驚異的なリターンの秘密ですね!

ここで注意しておかなくてはいけないのが下落と上昇の数値の意味です。

例えばSPYであれば、10%下落してその後元に戻るのには10%以上の値上がりが必要になります。

100×0.9=90

90×1.1=99 , 90×1.2=108

というように10%下がって10%値上がりしても元の価格には戻らないのです。だいたい11.2%の上昇が必要になります。しかしこれをSPXLで考えると11.2%の3倍の33.6%の上昇では足りないのです。

100×0.7=70

70×1.3=91 , 70×1.4=98 ,70×1.5=105

実際には43%程度の上昇が必要となるのです。つまりS&P500が10%下落した場合は14%以上値上がりしなくてはSPXLは戻らないというわけです。

後に述べますがこの仕組みが早期償還リスクを上げています。

株価の上昇と下落の不均衡性ですね

経費率

ETFというのは投資信託ですから、信託報酬が必要になります。信託先(証券会社)に支払う手数料のようなものですね。

通常の購入手数料に加えて別途必要になってくるのですが、ETFにかかることは間違いないのでひとまとめに手数料と考えてしまっても大丈夫です。

レバレッジETFの場合は通常のETFよりも経費率が高くなってしまいます。これは3倍の値動きをするように設定されているためと考えてもらって大丈夫です。

SPYの経費率は0.09%なのに対してSPXLの経費率は0.95%です。レバレッジETFの方が高いことがわかりますね。

分配金と経費率のバランス

経費率については手数料という認識で良いという話をしましたね。続いてはETFの配当金とも呼べる分配金についてです。

ETFというのは複数の銘柄にまたがった投資信託ですから配当金を受け取ることが可能です。

複数の企業から配当金を受け取ることになりますのでひとまとめにして分配金、という名前になっているわけです。

通常のETFでは分配金>経費率となっていますので基本的にインカムゲインはプラスになります。

一方でレバレッジETFでは経費率が高いので分配金を上回っていることも多いです。つまりインカムゲインはマイナス

世界的にETFの経費率はどんどん下がっています。

なのでレバレッジETFでも今後はインカムゲインがプラスになっていく可能性もあります。

なのでこの分配金と経費率のバランスに関しては特に気を配らなくてもいいかもしれません。値動きに比べたら微々たる動きです。

分配金で儲けるモノじゃないってことですね

早期償還リスク

レバレッジETFに投資するうえで絶対に知っておかなくてはならないのが早期償還リスクです。

早期償還とは強制損切りです。

強制決済ですか!?

説明していきます。

3倍の値動きをするように設定されたSPXLであればS&P500が33.4%値下がりした時点でSPXLは100%の下落となります。

つまり、その段階で価格が0に到達してしまい、その後の取引ができなくなってしまうというものです。

0に何をかけても0ですから計算上どう頑張っても値上がりできないという理由で上場廃止になるのです。

ただ、SPXLに関しての早期償還リスクはかなり低いと考えられます。なぜならアメリカにはサーキットブレーカーという制度が導入されており、一日の値動きが強制的に抑えられるからです。

最大下落幅は30%と設定されているために、最大でも90%しか下落しません。

ただし、値動きの激しさの所で説明しましたが、10%の価格になると戻ってくるためには1000%のリターン、つまりS&P500が333%上昇しなくてはいけないため途方もない時間が必要となるでしょう。

こういった理由からコロナショック後にはいくつかのレバレッジETFでは早期償還やレバレッジ解消が行われたようです。

以下の記事で紹介していますが、SPXLの親戚のTECLは価格が330ドル→80ドルとなり私は大ダメージを受けました。

 

 

330ドルで買っていたわけではないのですが最高値から75%位下落したわけです。

100÷25=4ということでTECLは4倍=+300%にならなくては330ドルにならず、元の指数では+100%の上昇が必要になる計算です。

これがかなり厳しいと判断されると早期償還、レバレッジ3倍→2倍といった対応がなされるようです。

早期償還やレバレッジ解消ではもちろん、損します。

よかったですねSPXLとTECLは回避しましたね

ほんと怖かったです。。。

こういったリスクがハイリスク・ハイリターンと言われる理由です。

3.まとめ

  • 米国株は伸びが期待できるためSPXLへの投資は莫大な利益を生む可能性がある。
  • 元の指数が大きく下がると戻るのにより大きな上昇が必要となる。
  • レバレッジETFではその必要上昇率が増加してしまう。
  • リスクを取るならSPXL、リスクを抑えるならSPY

ということで全力でSPXLに投資するのはかなりの危険性がありますが、小額ですといい感じに扱えるのではないでしょうか?

全力投資の危険性についてはこちらの記事で解説しています。

皆さんもSPXLを買ってみることをおススメします。

ありがとうございました。ご意見ご質問などはコメントかTwitterまでよろしくお願いいたします。

 

コメント

  1. m.m より:

    S&P 500 1.35倍 PPLC
    S&P 500 2倍 SPUU
    なんかどうでしょう。
    PPLCなんかは長期保有可能ですし、「ポートフォリオプラス」という名のとおりの用途です。
    たぶんマネックス(もしかしたらサクソバンク)でしか買えないと思います。
    取り上げているブロガーも見たこと無いです。

    • mouketai より:

      そんなETFもあるんですね!
      不勉強ながら知りませんでした、情報感謝です。

      SPXLと比べて低リスクなので投資先としてはアリですね!
      一つの懸念はSPXLよりも資産総額が小さいことですが、レバレッジが低いことを考えると問題ないでしょうね。

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