こんにちは。儲けた医です。
普段、私の投資対象は低PER、自己資本比率高め、etc.という「けっこう手堅い」銘柄です。
これは過去に高PER銘柄へのイナゴ投資で痛い目を見たからです。
高PER株といえばアメリカ株のイメージがありますし、その中でもAmazonは超高PERですね。市場平均が20倍程度なのに比較して、PER90倍くらいです。
そんな私が手を出しそうにない高PER株Amazonですが、何を隠そう私もamazonを持っていました。
そう、持っていたのです、爆騰する3日前まで。。。

アッ
今回はそんな悲しい話をもとにAmazonの銘柄分析をしていきたいと思います。
1.ことの顛末
以前から毎月少しずつamazonに資金を回していました。小額ではありましたが24か月くらいは買い続けていたのです。含み益は10%ほどでした。
なかなか伸びてこないなぁーと思いながら放置していたのですが、PFを見直した際にやはりどう考えてもPERが高すぎる、と感じて売却を決意したのです。
参考までにamazonの企業情報です。数字は2020/02/01の概算値です。
株価 | PER | PBR | 純利益増加率(前年比) |
2000ドル | 97倍 | 22倍 | 8% |
2,3年前ならPER90倍でも「まあ、良いかな」という時価総額だったのですが、もはやだれもが認める超大企業になってしまいました。
このPERだと+50%程度の成長が望ましいのですが、流石に50%以上の超高成長は期待できないと思い、PERが高すぎるという判断で売却したのです。

たしかにちょっと値嵩株の印象ですね。
そして、売却した3日後のことです。
好決算を発表し、10%位株価が上がってしまいました(´;ω;`)
2.もう一度買うべきか?
そんなわけで手にし得た+10%ほどの含み益を取り逃してしまった私ですが、再度amazonを買うべきでしょうか?
私の考えは否定的です。amazonの魅力は何と言っても高い成長率です。
ただ、経常利益増収率が+8%であり、PERが90倍以上というのはどう考えても割高です。
全体の売り上げ成長率は+20%で高成長ではありますがやはり+50%以上の成長率が無いとamazonを買いたくはならないです。

含み益だったので良かったと考えます
件の好業績の要因はAWS(アマゾンウェブサービス)の伸びによるものだったようです。AWSが今後どの程度伸びを見せるのかはわかりませんが、企業規模を考えると高すぎるというのが印象です。
3.今後の予想
今後のamazonの予想です。
AWSはまだまだ収益を上げていくことのできるコンテンツだと思います。
全世界的に2019年度のAWSの売り上げ成長率は37%であり、今後もコンテンツの拡充、提供地域の拡充によって更なる成長を望めると思います。
通年では純利益が116億ドル(前年比+8%)だったのですが、2020年の第一四半期の予想は営業利益30~42億ドルを予想しており、単純な4倍で考えると120~168億ドルと計算できます。つまり利益率の伸びは+3%~+44%と考えられます。
かなりざっくりと計算しているため、+44%のような値は出せないと思いますが、第一四半期の成長具合によっては業績の伸びが期待できない年になるでしょう。
新型コロナウイルスによって2020年の相場は初頭から大荒れでした。
世界各国が都市を封鎖したり、工場の稼働を停止させたりするなど、かなり厳しい経済封鎖となりました。
そのため第一四半期の企業決算は世界的にキツイものになるのでは?と思っています。
amazonの視線は中国よりもインドに向いているという話があり、中国での成長に関しては本気ではないかもしれませんが、今年の中国経済の伸びは弱そうです。
中国市場の落ち込みもかなりのものだろうと思っています。
4.では何に投資するか
実際に10%位の含み益でamazonを売却してしまったわけですがそのお金で何を買うべきでしょうか?
コロナショックでアメリカ株は大きく下げています。
そういったところを狙ってSPXLを安く仕込んでいきたいかなと思っています。
PERが今まで高かったのも相まってけっこう簡単に下がってくれそうなイメージです。
インデックス投資は個別株投資には敵わないというのが個別株信者の私の意見ですが、レバレッジインデックスの強さには敵いません。
個別株よりすこし値動きが激しいといった感じのSPXLですが、結局のところインデックス投資なので最低限の安全性を備えているのかなと思っています。
ということでSPXLを少しづつ買って行こうと思っています。
ありがとうございました。
追伸
SPXL買った瞬間に強烈な下げが来てしまい、かなりの含み損となりました(´;ω;`)

踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂、七転八倒
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